特別法第001条DUST(ダスト)*読書記録
特別法第001条DUST(ダスト)
著者:山田悠介
おススメ度:★★★★☆
あらすじ
日本でニートと呼ばれる人達が「棄民」として無人島に流されるという法令がでます。
章弘と5人の若者たちが棄民として島にながされ、、、
刑期は500日。
人間は極限状態になるとどうなるのか、食料危機、物資の奪い合い、犯罪、恋愛などこの島で何人生き残れるか。。
感想
私は前回のスイッチを押す時よりこっちの話のが好きです。
っていうのはスイッチを押す時は展開がなんとなく予想できたから。
でもこの作品は最後までどうなるのかわからなくて、次はなんの事件があるのかわくわくさせられました。
こんな何日も絶食している中で主人公は女の子と恋に落ちます。
そんな女の子を自分が守らなければと自分を犠牲にして奮闘する姿に感動しました。
この主人公を選んだ彼女は幸せなんだろうなぁと。
主人公は「棄民」でありながらも元のやさしさなどわかって、
逆にこの主人公たちに嫌がらせをする人もいて
人間の醜い部分も描かれていました。
ネタバレ注意
過酷な状態でヒロインは主人公との間の子供を出産します。
出産してすぐ、ヒロインは亡き人となってしまい、息子も政府に取り上げられてしまいます。
息子に会える日を夢みて500日生き残った主人公は島を出てから懸命に息子を探します。
スイッチを押す時もこの話も家族の愛が伝わってきました。
あと、いつも自分を犠牲にして助けてくれる友人の存在もいて
世の中にはいろいろな考えの人がいるなぁと改めておもいました。
そこまでおもってくれる友人なら私も欲しいです☻笑
思いやりのあるひととだけ出会えて関われたらいいのになぁ( ;∀;)