スイッチを押す時*読書記録
私はこの本を読んで涙が止まりませんでした( ;∀;)
スイッチを押すとき
著者:山田悠介
おすすめ度:★★★★☆
有名な作品だと思いますが、
私は山田悠介さんの本は初めて読みました。
あらすじ
この本のおおまかなストーリーは主人公(南洋介)が「青少年自殺制御プロジェクト(YSC)」の施設に監視員として配属になります。
プロジェクトとは無差別に全国から選出された子供たちに5歳の時に心臓にスイッチと押すと死んでしまう器具と取り付けられ10歳になったら強制的に施設に収容されるというものです。
施設に入ると押せば死ぬスイッチのみ渡され、一生外にも出れず、娯楽を与えられず、個室と大部屋の行き来だけで監視員に観察されます。
施設の監視員として配属された先にはそんな環境の中で、7年もスイッチを押さずにいた4人の子供達と出会います。
それぞれの子供達と監視員の出会いから始まる物語です。
読んだ感想
一番感じたことは、人が人を思う気持ちが一番強いんだなぁということです。
この4人の子供達はそれぞれ、家族や好きな人のためにまた会いたいと願い生きていました。
人が人を思うことは、絶望の中でも希望になるし、素敵なことだなと思います。
また、人は将来の希望や夢、娯楽などが一切ない環境だと生きられない生き物なんだなぁと感じました。
確かに私がこの子供達なら、すぐにスイッチを押します。笑
自殺する人は将来に絶望している人、
なにをしても楽しいと思えない、誰にも愛してもらえない、自分自身に希望を見いだせない状況からなのかなと。。。
この話を読むと自分がいかに自由で幸せか感じられました( ;∀;)
もう半分くらいから涙腺が崩壊します。笑
ただ、なんだか万人受けの話だなと思い私のおすすめ度は★4つにしました。笑
感動したい人、生きている幸せを感じたい人にはぜひ読んでみてほしいです☻